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クリスマス(エチオピア編) 

 

海外を旅する上で必要なものというのは沢山ある。まずパスポートが必要だし、お金も必要だし、あと勇気も必要だし、その反面場合によっては臆病さも必要だったりする。でも時として痛感するのは「情報の大切さ」である。情報無しに旅することは不可能に近い。そして情報を得るのにもっとも簡単な方法はガイドブックである。


よく


「ガイドブックなんかいらないよ。現地で人に尋ねればすむことだ。」


という旅行者がいるけれど、それは現地人から「情報をもらっている」のであり、結局のところガイドブックを使ってないだけで、情報を利用していることにかわりはない。そんなわけで僕の場合は特に信念などは持ち合わせていないので、ガイドブックを持って旅行に出るし、持っていくからには活用している。面倒なので隅から隅まで熟読したりはしないが、宿とか交通機関など、重要なところは必ず目を通す。ときには僕にとっては珍しいことだけど、観光に関する記載まで読んだりして、実際にそのとおり観光することだってたまにはある。特にアジスアベバではもう2週間も滞在しているからさすがにやることなくなって、ガイドブック片手にかなり観光した。


いや、どうしてそんなに長く滞在していたのかというと、実はクリスマスを待っていたのである。


「こんな時期にクリスマス?」


そう思われる読者もおられるかもしれないが、実はエチオピアはキリスト教国ではあるがその解釈の違いから独自の暦を採用しており、我々の暦で9月11日がこちらでは新年の1月1日にあたるのだ。つまり現在こちらでは12月の下旬ということになる・・・と、偉そうにウンチクを並べてみたが実は全部ガイドブックに書いてあったことである。僕はそのガイドブックのエチオピア暦に関する記述を読んで、2週間くらいならアジスアベアに滞在してエチオピアのクリスマスを見てみようかな、と思ってアジスアベバに残っていたのである。ひょっとしたら


「クリスマスなんてどこの国でも体験できる」


という方もいるかもしれないが、ハッキリ言ってその考えは違っている。クリスマスとはあくまでキリスト教の祭日であり、キリスト教国のクリスマスというのは、やはり本家ならではの独特な雰囲気をもっている。日本の商業主義オンリーのクリスマスとは全然違うのである。


それにしてもガイドブックを読んでいて本当に良かった。もしガイドブックを読んでいなかったら、暦のことなんか気にもとめずにクリスマスを見逃して次の国に進んでいたかもしれない。情報というのは本当に大切であると、改めて痛感する。


まあ、そんなわけで観光とかして2週間クリスマスを待っていたのだけれど、さすがにそれくらい滞在するともうガイドブックに書いてある観光スポットはみんな廻ってしまった。そうなるとヒマでやることもなくなり、なんだか「沈没」という危険な匂いも漂いはじめてきたので、これはヤバイと思ってツーリストインフォメーションに行くことにした。ガイドブックを持っていたので、はじめは行く必要は無いと思っていたのだけれど、こうなってはもうインフォメーションを頼ってガイドブックに書かれていない情報をもらって観光するしかない。で、先日実際にインフォメーションに足を運んでいろいろと尋ねてきたのである。対応してくれた女性職員はいろいろと親切に教えてくれました。以下がその内容。



(僕) 「もう博物館も教会もマーケットも温泉も廻っちゃって、アジスアベバであとどこを観光すればいいのかわからないんです。他にオススメの場所はありますか?」


(彼女)「うーん、それ以外にツーリストが観るところはアジスアベバには無いと思うわ。他の街に行ったらどうかしら。」


(僕) 「いや、僕はアジスアベバからエチオピアに入ったわけじゃなくて、いろいろと他のエチオピアの街を廻ってからアジスアベバに着いたんです。だからもう他の街はもう十分だし、それにこの街でクリスマスを見たいから、他の街には行きたくないんです。」


(彼女)「そんなに長く滞在するつもりなの?」


(僕) 「いや、別に長くないでしょ?もうすぐクリスマスですよね?」


(彼女)「えっ?だってエチオピアのクリスマスは1月7日よ。それまで待つつもりなの?」


(僕) 「1月って、エチオピア暦の1月?」


(彼女)「違うわよ。あなたたちの暦での1月よ。だからあと4ヶ月くらいあるわね。」


(僕) 「えっ?どうしてですか?クリスマスといえば12月25日だから新年の7日前ってことですよね。エチオピアの新年は僕達の暦で言えば9月11日だから、つまりその7日前の9月4日がクリスマスってことでしょ?」


(彼女)「いいえ。エチオピアとヨーロッパではキリスト教についての解釈が違うの。ヨーロッパでは12月25日がクリスマスだけど、エチオピアでは4月の下旬がクリスマスなのよ。あなた、あと4ヶ月もアジスアベバの滞在するつもりなの?」


(僕) 「・・・・・・・・・・・」



それから彼女はガイドブックにも書かれていない、エチオピアのキリスト教に関するとても深い情報をいろいろと僕に教えてくれました。でも何故だか僕はそれをうわの空で聞いていました。


旅をする上で情報は大切である。特にエチオピアでは何よりも大切である。皆さんもエチオピアを旅行される際には、必ずガイドブックを隅々まで読んでください。あと到着初日にツーリストインフォメーションを訪れて情報を得ることを強くお勧めします・・・。

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category: [アフリカ編] リアルタイム現地報告

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